沖縄メモ 移住の話

暮らし その2

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沖縄のギラギラ太陽

沖縄の日焼け

こわい夏の紫外線

ちなみに、引っ越したのは12月。
冬です。

冬ならば、歩くとか歩かないとかいう議論の余地はあります。
でも夏はダメです。

危険です。

太陽が出ている間は、できるだけ外を歩かないようにしました。
あの紫外線はハンパないです。

痛いです。

沖縄は年間を通じて風が吹いています。
夏の暑い昼下がりでも、心地よい風が木陰を吹き抜けます。

だから油断して散歩に出たりしました。

結果、肌に受ける風より肌に刺さる紫外線のほうが上回ってしまいます。
ヤケドですね。

内地から来た人間は、紫外線に耐えうる肌を持ち合わせていません。

引っ越した当初、沖縄県人の仲間入りをしたのだから小麦色にならなきゃ、などと色気を出し、ちょっと陽の光を浴びたりしました。

うっすらと赤く日焼けして、風呂に入るとき「イテテテテテッ」なんて…そんな生やさしいレベルじゃありません。

陽に当たった肌が、レアステーキの切り口みたいな真っ赤な色になります。
かさねて申し上げます。

沖縄の紫外線をあまく見てはいけません。

きちんと対策を

特に女性は、つば広の帽子、サングラス、日焼け止めクリームが必須かと。
そして、タンクトップ厳禁でしょう。

Tシャツだって危険です。
襟足あたりや腕が焦げます。

沖縄観光といえば、ビーチで海水浴やマリンスポーツというのが定番ですが、たとえ炎天下じゃないとしても、海パンのみとかビキニ姿で過ごすのはやめておきましょう。

海に入るときも、上からTシャツなど着ることをオススメします。

数日の観光で、こんがり小麦色に肌を焼くのはとても難しいのです。
ビーチでちょっと居眠りしただけでも小麦色を通り越し、その先へ到達してしまいます。

妻の病院では、毎年夏のシーズンになると全身ヤケドの観光客が緊急で運ばれてくるのが定例になっているそうです。

日焼けと皮膚癌

ウチナーンチュは色白?

沖縄人(ウチナーンチュ)は、みんな日に焼けて色が黒いと思ったら大間違いです。
色白なヒトはとことん白いです。

日中、仕事で表に出なければならないヒトは別ですが、それ以外のヒトはほとんど陽の光に当たることを嫌います。
皆さんのよく知る芸能界の人たち思い浮かべてみてください。

女性では、安室奈美恵さん、新垣結衣さん、国仲涼子さん、仲間由紀恵さん、二階堂ふみさん、満島ひかりさん、比嘉愛未さん…。

男性では、GACKTさん、ガレッジセールさん、スリムクラブさん、DA PUMPOさん、三浦大地さん、いっこく堂さん、りゅうちぇるさん…。

どうですか?
日に焼けている感じではないですよね。

日焼けは職業病?

そもそも、ウチナーンチュは暑いのが大嫌いです。
「エアコン」という言い方より、「クーラー」という言い方を好みます。

中途半端がダメで、冷房は常に「強」。
ウソだと思ったら、バス、タクシーに乗ってみてください。
イオンモールやパルコシティなどの大型商業施設に行ってみてください。

寒いですから、夏でも。

お店によっては12月、1月でも「クーラー」を使ってます。

とはいっても、農業や建設業など屋外で働く人たちは嫌でも紫外線を浴びます。
あの強烈な紫外線は日陰にいても容赦してくれません。
自然に、日に焼けて肌が黒くなってしまいます。

たまたまそういう色の黒いヒトを見つけて、「へぇ〜、沖縄のヒトはみんな真っ黒なのかぁ」と思ってはいけません。

紫外線まみれになって屋外で働くことが多い第1次、2次産業の人たちの割合は全体の15%〜16%(平成27年度、沖縄県ホームページから)ですから、やたら多いというわけでもないのです。
沖縄は、なんといってもサービス業、つまり第3次産業の人たちの割合がダントツで84%〜85%にもなります。

皆さん、沖縄のヒトは色黒だという先入観があるのではないでしょうか。
だからそんなに多いわけではなくても、つい目についてしまうのだと思います。

紫外線は皮膚癌の原因

ところが、日焼けした人たちがそんなに多くないとはいえ、問題はその焼け方です。
どうしてそんなに?というほど黒いのです。

それだけ紫外線を多く浴びているということになりますが、これが皮膚癌の原因となるのです(日本皮膚科学会ホームページから)。

現場の声(といっても妻の話なんですけど)によると、沖縄では皮膚トラブルの患者さんが多く、中でも皮膚癌の患者さんの割合が非常に多いと感じるそうです。

私はべつに、沖縄観光のお客さんを減らそうと思ってこんなことを書いているわけではありません。
ただ現実に、ヤケドで病院送りとなっている観光客の皆さんが多いと聞くにつけ、気をつけましょうねという観点で申し上げているに過ぎません。

楽しい沖縄旅行を、楽しい思い出のままお持ち帰りいただこうと願っての親心とでも言いましょうか。

だから、再度申し上げます。

日焼けをあなどってはいけません。

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