概略
【ネーム】 まんじゃく
【住まい】 沖縄県本部町(もとぶちょう)
【出身地】 東京都板橋区に生まれる
群馬県、埼玉県、東京都を行ったり来たり
【出身校】 群馬県内の某公立高校(劣等生だけどちゃんと卒業)
東京都内の某私立大学(お情けで二部を卒業)
【経 歴】 警視庁の警察官として37年間勤務
定年を前にして早期退職
【趣 味】 パソコンいじり
ジムニーいじり
リハビリのためのウォーキング
人生山あり谷あり
今ではどのような考え方が主流なのか分からないが、自分の現役当時は定年退職まで勤め上げるのが普通であった。
だから定年まで公務員として勤め、退職後は再就職や再雇用で65歳までめいっぱい働くものなんだとあたりまえのように考えていた。
ところが、定年まであと3年というところで早期退職した。
持病が分かってから2年間は事務系の職務へと調整してもらっていたが、折しも家庭内で介護の問題が持ち上がった。
自分の親と妻の親、両方の要介護者に対応していかなければならなかった。
自分の親は同居していたからまだしも、妻の親は遠く沖縄の離島に暮らしていた。
介護のために家族で沖縄の離島に移住するという選択肢はなかった。
自分はネットで事業を始めるつもりだったから場所にはこだわらなかったが、妻は看護師として職を探さねばならなかった。
昨今看護師が不足しているとはいえ、離島で仕事に就くのは極めて難しいことだった。
ならば、せめて沖縄本島に生活の拠点を移してはどうかということで夫婦の意見が一致した。
それからの奮闘ぶりは「移住の話」に詳しく記録している。
たまたま景色のよい山の中腹に手頃な土地を見つけ、夫婦念願のログハウスを建てることができた。
一軒目は妻の両親が離島から移り住んだ。
二軒目は夫婦の住居兼コテージの管理棟になった。
海の見える高台でログハウスのコテージを始めるというのが目標だったので、三軒目にいよいよコテージの宿泊棟を建てることになった。
ところが着々と準備を進めていたある日、一転奈落の底に突き落とされた。
借金をして建築業者に支払った工事費用をすべて使い込まれてしまい、工事はストップ。
連絡すれども、すれども、その業者は「資金繰りが行き詰まった」の一点張りで、工事を進めるどころか返金する気配すらなかった。
仕方なくわずかな望みを託して訴訟を起こし勝訴したものの、その業者は事実上の倒産状態で資産はまったく残っていなかった。
債権回収などできるはずもなく、借金だけが残った。
融資元は、事情を知ったとしてもきっちり返済を求めるのがあたりまえ。
当初は、全額を一括で返済するよう言い渡されたが、それは無理だといって泣きつき、なんとか分割返済にしてもらった。
業者が使い込んだカネを、なんで被害者が返さなければいけないのか。
そんな恨み言をいってみても、それが「契約」というもの。
代理人の弁護士もお手上げだった。
今は事業の運転資金にと思っていた蓄えを切り崩しながら借金の返済を続けている。
出来ない理由より、出来る方法を探す
あの頃は「どうしよう、どうしよう…」ばかりが先行し、自分の置かれた状況を冷静に見ることができなかった。
どこかで働かせてもらえないか、何か自分に出来ることはないか、どうやったら収入を得ることが出来るか。
持病はあるけれど何でも出来ると自分では思っている。
でも、「働きに出るのはダメだ」ともうひとりの自分が引き止める。
私の持病は脊髄小脳変性症といって、歩くときにふらついたり、ろれつが回らなかったり、手足を上手に動かせないという症状がゆっくりと進行していく難病。
いつバランスを崩してひっくり返るか分からないので、雇う側からすれば心配だろうし危なっかしくてしょうがない。
そういう雰囲気…病気持ちは敏感に感じてしまうのでツライ。
それでもまだ自分には何かできる。
あれやこれやと考えて思いついたのがネットビジネス。
在宅でも出来るパソコンを使った収入の方法を探しまくった。
それこそ手当たりしだい片っぱしからやってみた。
そんなこんなで試行錯誤すること4年。
知識ゼロ状態から七転八倒して作り上げたECサイトを運営してみた。
そこそこ売れた。
3年間運営して要領もつかんだ。
それでも黒字にはならなかった。
恐ろしいくらい儲けは出なかった。
競合する他の店はどうやって価格を決めているのか。
ECサイトでは、1円の差が勝敗を分ける。
その1円を下げないとまったく売れなくなる。
売るためにその1円を下げると赤字になる。
ECサイトで問題になっている「無理な価格競争」だ。
健全な販売価格では客から相手にされない。
結局、売れているのに赤字になっていく。
そういう構造に付き合っていては自滅すると思った。
だから、この春でECサイトは撤退した。
それより10年来続けている投資のほうがマシだ。
大きく儲けようとさえしなければ、生活の足しにはなる。
そう言いつつも、ここまでになるには経験がないと危険なことは確かだ。
いまのところ自分の技量では、投資だけで逆転人生を手に入れることはできない。
さあ、つぎはどうする?
出来ることを探そう。
生きてるだけで丸儲け
人生には数知れないほどの分かれ道がある。
我が人生も、もちろん成功や失敗を繰り返し、学び、考えながら選んできた道だ。
その時の状態はどうであれ、とりあえずいま生きている。
それで良し。
どんな選択をしようとも、「だから今がある」と考えればいい。
誰しも、運・不運、幸・不幸にとらわれてしまいがちだが、それらは好む好まざるにかかわらずすべて受け止めざるを得ない。
でも、皆んなそうやって今を生きている。
このサイトが目指すこと
私は、たまたま沖縄に移住してきて、ここで生きています。
そして沖縄移住のあれこれをメインにしてこのサイトをスタートさせました。
私は、あなたが何かに突き当たったり、思い悩んだときに、こんなふうに生きてる奴もいるんだという気付きの一助となる、そんなサイトを目指しています。
ですから、このサイトは成長し続けていくことになると思っています。
路線がずれていくかも知れません。
そのへんはご容赦願います。
ただ、下心も、悪意も、忖度もないということはお約束します。
いつもあなたに対して誠実な態度であり続けたいと考えています。
一度始めたことは、続けてなんぼ。
このサイトを訪れてくださったあなたに、少しでも何かを感じていただけるよう長く続けていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
「生きてるだけで丸儲け」という明石家さんまさんの座右の銘がある。
状況がどうであれ、いま生きているのであればそれでOK。
生きているって、ありがたいことなんだと気付かされる。
幸せな気持ちを持ち続けることが出来る。
これから先、どんな道を選ぼうともそれは同じ。
どんな状況でも受け入れるんだ。
令和2(2020)年2月9日
令和2(2020)年9月30日加筆
令和4(2022)年3月17日加筆修正
令和5(2023)年2月28日加筆修正
令和5(2023)年7月13日加筆修正
令和6(2024)年4月19日修正
まんじゃく