沖縄メモ

沖縄渋滞事情

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平日の名護58号線
平日の名護市内国道58号線

混む場所と混まない場所

沖縄で暮らしてみて、これは特に強く感じたのですが、混雑する場所とレベルが本州人として生きてきた私には、どうもうまく分析出来ないのです。

「〇〇●●に行こうと思うんだけど、混んでますかねぇ」と聞かれても、予測不能で、それこそ行ってみなけりゃ分からないのです。

神奈川県の湘南海岸とか三浦海岸のビーチをよく知る私にとって、シーズン真っ盛りの沖縄県内にある有名人気ビーチは、あまりにも閑散としているように感じます。

ディズニーランドやUSJを知っている私には、県内の観光スポットって、いつお客さんが来るのだろうと思うほどです。

かと思えば、エイサー祭りやハーリー大会などの「お祭り」系はとんでもなく混雑します。
大型商業施設も、休日には近づくのにひと苦労するほど周辺道路が渋滞します。

観光としてではなく、純粋に県民が楽しめる場所にはヒトが集中するのかなぁと思っていますが、まだ分析があまいです。
今後もウオッチを継続して、しっかりレポートしていきます。

交通渋滞といえば那覇

沖縄に来てもう6年目に入りました。

すっかり道路事情にも明るくなり、カーナビを使うのはキホン中部や南部へ用事があって出かけるときだけになりました。

…というかどんなに迷っても最後にはちゃんと海に出ます。
よその県に入り込んでしまう心配はまったくないわけで、海にさえ出てしまえば大体の見当はつくものです。

ところで、沖縄の交通渋滞ってどんな感じなのか気になりませんか。

私は今は本部町で、その前は名護市に1年住んだだけなのですが、印象としては…。

もう、ぜ〜ぜん混みません。

いつ、どこへ行こうが、ま〜ったく渋滞知らずです。

これ、あくまでも北部の話ですからね。

ときどき那覇なんかにでかけた日にはもう、交差点でほんの数十台クルマがつながっただけで「ゲッ、渋滞かぁ、チッ!」などと下品な物言いになってしまいます。

ところが、時間を間違えるとそんなもんじゃ済まないのです。

朝夕の那覇市街の交通渋滞は、東京の神田あたりが大渋滞する「ゴトオビ(五十日)」の運転を何度も経験した私でさえウンザリです。

那覇の渋滞は国でも県でも問題視しており、これを解決するには経路の分散、手段の分散、時間の分散という3つの分散が求められているそうです。

つまり、目的地へ行くのに何通りかの道がなきゃダメ。
クルマだけじゃなく、モノレールやバスを便利に使えなきゃダメ。
皆んなが、同じ時間に出社や退社してたんじゃダメ。
ということなんです。

国と県が連携していろいろな対策を行っていると聞きますので、ちょっとずつではあるかも知れませんが、解消されていくと思います。

私たちに出来るのは、那覇ではとりあえず朝夕のラッシュアワーを避けて行動することに尽きるのではないでしょうか。

休日恒例の交通渋滞

名護でも渋滞あり

名護市に住んで得をしたと思ったことがあります。
沖縄本島で生まれ育ったヒトに聞いたのですが、休みの日に天気が良かったりすると、「ドライブへ行こう!」と意見が一致するのだそうです。

行き先は「北部」。

そういえば、休日に那覇方面へ向かうと反対車線がひどく渋滞しているとは思っていました。
つまり那覇方面から名護方面へ向かう道路は、休日の午前中に大渋滞するのです。

高速道路は事故がない限り、滅多なことでは渋滞しませんから心配ありません。
問題は名護の許田(きょだ)ICが終点だということです。

一般道から北部方面を目指すクルマと、高速道から北部方面を目指すクルマが、この許田ICの出口で合流するのです。
おまけに、北部へ行くには許田から名護市内への一本道を通らなければならないときているからなおさら渋滞に拍車がかかるわけです。

そんな不便を解消するために令和3(2021)年夏、名護東道路が開通しました。
この自動車専用道路は許田ICとは接続していませんが、許田から名護に向かう美しい海岸線沿いの数久田(すくだ)ICで右に折れれば伊差川(いさがわ)ICまでノンストップで一気に行けます。

この道路は名護市の街なかをショートカットして大宜味村(おおぎみそん)方面へ向かうのに便利です。
そっち方面じゃなく本部町の方へ行きたいのに、というヒトはまっすぐ名護市内へ進みましょう。
美ら海水族館に行きたいヒトはまっすぐってことです。

ただしこの道路、弱点があります。
クルマの中で寝ているだけ、運転は人まかせというヒトにはどうでもいいことなんでしょうけれど、景色を楽しみたいというヒトには残念なのです。
なんてったってトンネルオンリーですから。

お得な観光テクニック

ちなみに名護に住んでいると、休日でも渋滞知らずです。
休日に中南部へ出かけるにしても、渋滞するのは反対車線ですから。

ということは、観光テクニックとして宿泊場所を北部方面にすれば渋滞知らずなんですね。
那覇空港に着いたら、以前お話したように(「海の見える土地探し」)モノレールでちょっと移動して、空港から離れた場所でレンタカーを借ります。

時間があれば一般道で景色を楽しみながら一気に北部までドライブしましょう。
もちろん時間がなければ高速利用です。

那覇市内の観光は後回しにして、最終日かその前日あたりに予定しておきます。

さて北部のホテルにチェックインし、そこを拠点に翌日から渋滞知らずの観光三昧です。
どこへ行くにもスイスイ行けます。
中南部へも2時間あれば余裕ですから、那覇出発で渋滞に巻き込まれることを考えると、同じ2時間でも天と地ほどの差があります。

沖縄旅行も終盤を迎えたころに那覇周辺を攻めれば効率的ですね。
レンタカーだって早めに返せるし、何より精神的に楽です。

こんなことを書くと、那覇市あたりのホテルから北部ビイキだとのお叱りを受けそうですが、何の影響力もないジジイが言っていることですからどうぞお許しを。

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