
妻の実家は沖縄の離島「多良間島(タラマジマ)」です。
この島では○○さんなどと苗字で呼ぶことはありません。
屋号(ヤーンナー)プラス下の名前で識別するのです。
例えば、妻の実家の屋号は「まんじゃく」ですから、「まんじゃくの●●子」というふうに呼びます。
そう、このサイトの「万惹」は妻の実家の屋号に漢字をあてたものです。
基本的に屋号には漢字をあてませんから、「万惹」は私が勝手に考えました。
よろず(万)の人をひきつける(惹きつける)サイトに育ってほしいという願いを込めています。
では「まんじゃく」とは、これはいったいどういう意味なのでしょう。
妻の父親に聞いてみました。
どうも「万尺」らしいです。
あの「アルプス一万尺」の「万尺」です。
1尺は1メートルの33分の10ですから、1万尺は約3,030メートルということになります。
アルプス山系の標高のように、とにかく高く大きいという意味が込められているのだそうです。
その昔、明治のころでしょうか。
妻の祖父が子供のころ、友達に「まんじゃく」と呼ばれていたところから屋号(ヤーンナー)になったようです。
それは彼があまりにも小柄だったため、いずれはアルプスの山々のように大きくなぁれとの願いがあったのだということです。
まさに私の願いに通ずるところがありました。
今は、こんな小さなサイトですが、いつかは多くの人々を惹きつける大きな価値を生み出すサイトに育てることができればと思っています。