移住の話

準備期間

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準備に必要な時間

8ヶ月は長い?短い?

我が家が移住したのは平成28(2016)年12月です。

移住を考えるようになったのはその年の3月。行動を起こしたのが4月です。
最初にお話したように、思いついて直ぐの行動でした。

ですから準備期間は、行動を起こしてから引っ越すまでの約8ヶ月間ということになります。

私の場合、ずっと沖縄に憧れ続けたあげく遂に移住を決心したということではありませんでした。

ごくごく普通の勤め人でした。

勤め始めのころ上司に半ば強制的に財形貯蓄をさせられ、それが住宅ローンの頭金ほど貯まったころ、人並みに建売住宅を購入しました。30歳のことです。

若くして住宅ローンを組んだのは、定年までその職場で働き続けようという気持ちがあったからだと思います。
事実、移住の6ヶ月前まで同じ職場で30年以上も働き続けていました。

退職まで2ヶ月

3月から4月の1ヶ月間で家族や職場を説得し、4月から5月の1ヶ月間で退職手続きや仕事の引き継ぎを済ませました。

もちろんそれと平行して家の処分についても不動産会社と相談していました。

6月は有給休暇を消化するため出勤する必要がなく、心置きなく移住の準備を進められました。

退職してから

ということで、6月から12月までの6ヶ月間は寝ても覚めても引越しの段取りを考え、そのための様々な手続きを順次済ませていきました。

私の場合、このように引越し準備に専念できる時間がありましたが、直前まで仕事を続けなければならないケースでは、もっと日にちがかかるかも知れません。

ちなみにこの8ヶ月という期間ですが、けっこうドタバタと忙しかったように記憶しています。

準備って何をするの?

では8ヶ月もかかって何を準備していたのか。

残ったローンをどうする?

まずお金の心配です。
実は移住を決意したときにはまだ家のローンがたっぷり残っていました。このローンをどうするか。

やむなく退職金で残債を支払うという基本方針を立てました。
でもそれだけでは移住後の生活が心許ないので、結局ローンの残った家を売却することにしました。

この辺の詳しい経緯は後ほどお話しますが、私のような不動産取引に疎い人間にとって、家を売ることの難しさはまったく想像できませんでした。
売ろうと思っても直ぐに売れるわけではないし、希望の価格で売れるとも限らないのです。

ですから、不動産会社のアドバイスを受けつつ、少しでも高く売れるようにあれこれ知恵を絞ることとなりました。

移住先での住まい

そして、こっちの家もさることながら、あっちの家も何とかしなければなりません。
おそらく終の棲家となるのでしょうから資金の許す限り理想に近づけたい気持ちがありました。

現地確認は必須

それにはとにかく現地の情報を集め、実際に見に行くしかありません。

絶対に見に行くべきです。
「絶対に」なんて、あまり使いたくない言葉ですが、これホントです。

いくらネットが進化してバーチャルで見られるとはいえ、現地の空気とか雰囲気などというものは行ってみなければ感じることはできません。

仮住まい、永住の双方の場所を納得するまで探しました。
近県に引っ越すのとはわけが違い、後悔してもなかなかどうして、やり直すには根性が必要ですから。

日程調整を綿密に

やらなければならないことはまだまだあります。

引越し会社を探し、様々な日常サービスの契約打ち切りを手配し、クルマを輸送するにはどうすればよいか調べて予約し、それぞれの細かな日程を組みます。

タイムテーブルを作って漏れのないよう日程を埋めていくのですが、ひとつ漏れを見つけたりすると大変です。
日程を組み直さなければならないのはもちろんなのですが、完璧なはずなのに忘れていることがありそうで不安がつきまとうのです。

準備期間には、きっと何度も何度もシミュレーションを繰り返し、不安解消に余念のない毎日を送ることになります。

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