ECサイト運営
Amazonでの販売
あれこれ実際にやってみて、まあまあ収入につながったのは「転売」でした。
つまり売る商品があれば、私の場合Amazonで売ることができたのです。
私の場合…と言ったのは、私が選んだのがAmazonだったからです。
大手モールサイトには、調べてみると出店条件なるものがあり、私のような昨日今日の駆け出しにはけっこうハードルが高いものでした。
楽天市場は出店料金が高くて、貧乏小売店にとっては出鼻をくじかれるという感じです。
Yahoo!ショップは実店舗や実績が必要だったように記憶しています。
申請しましたが、却下されました。
結局、私のような出来たてほやほやのショップが出店可能だったのはAmazonしかありませんでした。
自前のショップサイトすら持っていなかったので、ダメ元でAmazonに出店申請してみたのですが、なんとか許可されたのです。
そんなわけで私はAmazonでネット販売できるようになりました。
選んだ…というよりAmazonしかなかったんですね。
仕入れ
ただ問題だったのは仕入れです。
小売りの商品を仕入れるのは「転売」になるわけですが、街で仕入れるには時間と体力がイマイチ追いつかないし、ネットで仕入れるとニセモノをつかまされる危険がつきまとう問題がありました。
それならちゃんとした小売店にしようと思い、卸売店を探すことにしました。
ネットで検索したら、あるわあるわ…いっぱいありました。
で、かたっぱしから卸売りの条件を調べました。
調べるまでもなく、だいたいそうなんじゃないかなぁと思ってましたが、やっぱり実店舗がなきゃダメとか、自前サイトがなきゃダメってのが条件としてありますね、どこも。
でも、Amazonで売れたっていう実体験は強いです。
すごい自信になってました。
ECサイト一択
だから決めました。
そして直ぐに動きました。
自前サイトを作ることにしたのです。
自前サイトと言いましたが、正確には「ECサイト」と言います。
「ECサイト」っていうのは電子商取引が行えるWebサイトのことで、企業やブランドの通販サイト、楽天やAmazonなどのモール、ネットオークションなどのこと。
いや、ハードル高いですよね!
ブログを作るのとはわけが違います。
でも、私の状況といえば、立ち止まって考えている余裕なんかありませんでした。
もともとの大きな目標だった宿泊所の経営は建設途中で失敗してしまったので、あてにしていた収入はゼロ。
大きな借金をかかえて、じんわりワキ汗なわけで。
つまり、やるしかないってことです。
はたしてECサイト作りが吉と出るか凶と出るか。
必死で、それこそ全集中で勉強しました。
ど素人によるECサイト構築
Google先生
私はこれまで何かを始めるときには、必ず「インターネット」で徹底的に下調べをしてきました。
インターネット上の情報がすべてではない…ということは分かっています。
それでも早く大まかに「知る」ためには最強のツールであると信じてます。
もちろん、私も痛い目にあっているのですが、あてにならないニセ情報であったり、詐欺まがいのサイトだって嫌になるくらいヒットしてきます。
しかし、それを補ってあまりあるほど得るものは多いと言い切れます。
自前のECサイト構築にあたっても、まずはネット検索からです。
Google先生は実に頼りになります。
システム選び
ヒットするのは有料のシステムを提供しているサイトばかりでしたが、昔からインターネットに慣れ親しんできた人間としては、そういうシステムに資金を投入するのは抵抗がありました。
提供元の会社が倒産したら、そのシステムはその後の保障がなくなり、バックアップされたデータを元に自分で再構築しなければならないからです。
それに、有料システム提供会社は素人相手の商売ですから、根拠のない法外な料金設定をしている場合が多いということも知っています。
いわゆるボッタクリです。
ならば昔から無償で提供され、バージョンアップを続けているシステムのほうが間違いありません。
それを自己責任で導入するのです。
保証とか、サポートはありません。
でも、思い出してください。
メーカーのサポートに問い合わせた時の、あの上から目線で不親切なもの言い。
システム環境の違いで起きた不具合です…なんちゃらの訳わからん説明。
おまけに、だいたい解決しない。
そんな無駄な時間を使うより、無償で配布されているシステムを使ったほうが安心です。
手間と時間はかかるけれど確実に自分自身のスキルとして蓄えられていくので、システムトラブルにも強くなります。
EC-CUBE
ということで、私が選んだのは「EC-CUBE」という無料で使えるECサイト構築ソフトです。
なにせずぶの素人ですから、用語の意味すらちんぷんかんぷんで何をどうすればよいのかが分かりません。
実に面倒なのですが、分からない部分は一語一語ぜんぶgoogle先生に教えてもらいました。
そうやってちまちま作り上げたのが、冒頭の写真「Taramanjaku」という家具インテリア販売のサイトです。
導入から販売開始までに要した日数は2ヶ月ほど。
朝から晩までサイト作りに没頭してました。
google先生に教えてもらいながら作ったと言いましたが、まったく知識のない状態から作り始めるのはとても大変なことです。
用語の意味を知らなきゃいけないとは言いませんし、そんなことは必要ありません。
ただしその用語がどんな場面で使われているかで、イメージというか雰囲気をつかめるのとそうでないのとでは進行度合いに差が出ます。
そこを納得したうえで、じっくり作業に向き合う覚悟さえあれば大丈夫です。
次回は、作業に必要なことなどを詳しくお話しします。
では、また。